9 保健・医療・福祉の制度
4 産業保健
産業保健(労働衛生)とは、労働者の生命、身体を災害や職業上の疾病から守り、労働者の福祉、健康の向上を図ることである。法律としては、労働基準法と労働安全衛生法の2つがある。
① 労働衛生の基本対策
職場の衛生管理には、作業環境、作業管理、労働衛生教育、健康管理、労働衛生管理体制の整備がある。健康管理では、雇い入れ時、定期、特定業務従事者、結核検診、給食従業員の検便の一般健康診断、職業病が発生しやすい作業従事者の特殊健康診断の健康診断が行われています。
② 職業病
職業に特有な環境条件、作業方法によって引き起こされる疾患を職業病といい、高温作業では熱中症、アスベスト作業では中皮腫、粉じん作業ではじん肺、高圧作業では減圧症が発生しやすい。
③ 労働災害
作業中に発生する事故や災害を労働災害といい、作業中に事故が多い産業としては、建設業、製造業、陸上貨物運送業、林業などである。労働災害の認定は、労働基準監督署が行います。