公衆衛生学

9 保健・医療・福祉の制度

1 母子保健

 母子保健は、出産や子育てなど、母と子の健康に関わる対策のことで、さまざまな支援を想定している母子保健法によってその活動が行われている。

① 乳児の死亡

妊娠22週以降の胎児の死亡+早期新生児生後1週)死亡を周産期死亡といい、周産期死亡を、出産件数1,000件に対してみたものを周産期死亡率で、日本は、2018年3.3と低い値である。

② 母子保健政策

●健康診査

 妊娠に対して妊娠健康診査が、乳児に対しては先天性代謝異常等の診査・乳児健康診査・1歳6カ月児健康診査・3歳児健康診査が行われている。

●健康指導

 妊娠届を市町村に提出すると、母子健康手帳が交付され、妊産婦・乳幼児である期間、一貫した母子健康サービスが提供されている。

●医療援護

 妊産婦、未熟児、身体に障害やそのおそれのある児、特定の小児慢性疾患にかかっている児等について、医療援護あるいは治療研究を行い、早期に適切な医療を受けられるように未熟児養育医療制度により図られており、母子保健の基盤整備や健やか親子21などの対策がある。