1 公衆衛生の概念
1 公衆衛生行政とは
公衆衛生行政とは、国民の健康の保持・増進のために、国や地方公共団体などが行う公衆衛生活動のことです。
2 我が国の公衆衛生行政
①一般衛生行政(厚生労働省) 家庭、地域社会の生活全般を対象とします。
②学校保健行政(文部科学省) 学校の生活を対象とします。
③労働衛生行政(厚生労働省) 職場の生活を対象とします。
④環境保全行政(環境省) 生活環境の保全など社会全般の衛生を対象とします。
※調理師に関係が深いのが①一般衛生行政の『栄養や調理、食品衛生に関する公衆衛生行政』です。
行政機関のなかでも重要な役割を担っているのが、都道府県、政令で定められた市、特別区(23区)に地域保健法により設置されている保健所です。保健所は、結核予防、母子保健、歯科衛生、栄養改善、食品衛生、保健師事業、医療社会事業、精神衛生、人口動態統計の窓口などの業務を行っています。
3 衛生統計
公衆衛生を推進していくためには客観的な資料が必要です。子どもが何人生まれたか、国民がとんな病気にかかり、どんな病気で死亡とたかなど具体的な生活状態がわからなければ、実際に行政を進めていくことができません。
そのための資料となるのが衛生統計です。そのうち人口動態統計は、出生、死亡、結婚など役所に届け出をもとに調査をしており、最も重要な統計です。
①人口統計(国勢調査・人口動態統計など)
②疾病統計(国民生活基礎調査・患者調査・感染症発生動向調査・食中毒統計など)
③医療統計(医療施設調査・受療行動調査など)
④生活環境・栄養・保健活動(国民健康栄養調査・学校保健統計調査など)